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2018年12月16日~12月23日 冬支度の宿題をこなす

今年も残すところあと1週間。雪が収まったスキに冬支度の宿題をこなしました。もうすぐ本格的な冬が到来します。

12/16(日)朝から冷たい雨。今日は妹の見浦牧場ミートセンターの年末年始の出荷のお手伝い。
まずはふるさと納税サイト「さとふる」からの注文メールを集荷日別に集計する作業。取り急ぎ手作業で集計し、後からメールをEXCELで加工・集計して検算しようとしたら、勤め人時代の数か月前までいやというほど使っていた関数の名前が思い出せない!まったくこの記憶力のなさといったら。
そのあとは、せっせと商品のパック作業のお手伝い。精肉からパックまで、年末年始は注文が集中するので結構な物量。これを1人でやるのは相当大変だ。とはいえ、ここではアルバイトを見つけるのは至難の業、家族や知り合いの支援は貴重な戦力だ。

12/17(月)朝少しだけ止んでいた雨が時々雪になって降り続く。
雪囲い用の不足資材の買出し後はミートセンターのお手伝いを継続。

12/18(火) 気温は低めだが絶好の作業日和。朝から雪囲いの屋根の取り付け作業に取り掛かる。
まずは3mの長さのビニールハウス用のパイプを定規として使いながら、垂木クランプを屋根のパイプに横一列にそろえて取り付ける。そのクランプに垂木をねじ止めし波板取り付けの準備は完了。
垂木の上に2枚ほどビニール波板をおいて波板の重ね方や取り付け方法を検討していたら、風が吹いて波板が飛ばされて地面に落下、いきなり新品の波板の端が割れてしまってがっくり。割れた部分は波板を重ねてごまかすことにする。
屋根の一番高いところは既存の軒の下になり、隙間が狭くて工具が入らない。そのため垂木クランプを緩めて垂木を下にずらし、垂木に上列の波板一列を釘で止めてから垂木を波板ごと上にずらすという作戦にする。
ずらした垂木を元の位置に戻したら、波板の止め方が悪く一部が歪んでちゃんと重ならない。波板の釘を抜くのはちょっと面倒なので、次の垂木の釘を打つとき強引に調整してごまかす。
さらに、波板どうしを重ねる山の数の計算を間違えて、西側は垂木が屋根から1cmほどはみ出してしまった。垂木がぬれると木が傷んでしまうので、対策はあとで考えることにする。
上の列の波板の2段目の釘を打ってから、下の列の波板を上の列の波板の下に差し込んでから波板用の釘で止める作業を繰り返す。日が傾くころにようやく屋根が完成。壁は翌日に持ち越し。
屋根を下から見たところ。垂木クランプを横一列にそろえるのが意外と面倒。

屋根の取り付けが終わった雪囲い

12/19(水)比較的暖かい穏やかな天気。
雪囲いの壁に取り掛かる。南側と東側の壁用にビニールハウスのパイプを立てて針金で止め、ビニールをパッカーで止める。北側の壁は波板を取り付けるつもりだったが、取り付け強度に自信がないのでビニールを止める方法に変更。波板用に取り付けた木材を外し、北側の壁と同じようにビニールを張る。ビニールにしたおかげで屋根からはみ出していた垂木にビニールをかぶせることができて、垂木の雨対策も解決。まだ除雪機用出入り口は開けっ放しだが、囲いの中は風が当たらないのでなんだか暖かい。屋根も壁も半透明なので、天気がいいとさらに暖かくなりそうだ。気温が低すぎるせいでなかなか乾かなかった洗濯物を干すのにぴったりだ。あとは、除雪機の出入り口に防風網を取り付ける作業を残すのみ。

雪囲いの一角に作った物干し場

12/20(木)暖かいが降ったりやんだりのはっきりしない天気。雪囲いの作業はちょっとお休み。
火曜日に届いていたが時間がなくてそのままになっていたチェンソーの組み立てと試運転をすることにした。
箱を開くと、おもちゃか?と思うほどこじんまりしたチェンソーが出てきた。説明書の通りにソーチェーンを取り付け、チェーンオイルタンクにチェーンオイルを入れてバッテリーを装着。
びっくりするほどこじんまりしたチェンソー。

刃を空回ししてチェーンオイルを行き渡らせようとしたが、ランプが点滅してすぐ止まる。説明書を読むとバッテリー容量不足。スペアのバッテリに取り換え、しばらく空回しして準備完了。
直径10cmほどの丸太を試し切りしてみる。始動/停止はスイッチON/OFFのみ。小さいがさすがに新品、切れ味抜群で丸太の上に刃を置いただけでどんどん切れていく。音も振動も小さくて、手を放すとすぐにチェーンが止まるので安心。女子にはぴったり(?)のチェンソーだ。

12/21(金) 朝の気温-2℃。昨日雨の中開け閉めして濡らしてしまった納屋のドアが凍り付いて開かない。
さてどうしたものかと考えていたところ、冬キャンプ用のポータブルヒーターがあるのを思い出して、しばらくドアのノブを温めたら見事開いた。
ここでの生活そのものがアウトドアなので、キャンプ道具には何かの時に役に立つものが多い。
今日は雪囲いを完成させるべく、除雪機の出入り口用の網を作る。
針金で作った針に細い農業用のビニールひもを通して網にロープを取り付けたり、重しになる棒を通す折り返しを作ったりして、最後に結束バンドで出入り口に取り付けて外見上は立派な雪囲いが完成した。あとは車庫への防風網の取り付けを残すのみだ。
完成した雪囲い。青い網は除雪機の出入り口。
12/22(土) 一日中ぐずついた天気。車庫の出入り口の雪の吹き込み防止用の網を切ったり、紐を通したりして過ごす。隣の集落の親戚に不幸があり、見浦牧場の現役世代は手が離せなかったので、私が車を運転して父母の送迎をすることになった。少しは家族らしいことができて近くに越して来た甲斐があったというものだ。


12/23(日) 朝、つかの間の晴れ間。屋根に珍しい鳥が来ていた。短い尾羽をピンと上に立てたシルエットと高く美しいさえずりが特徴的なミソサザイ。渓流で何度か見かけてずっと写真に撮り損ねていたがこんなところで会えるとは思わなかった。

前日に作った網を車庫の出入り口に取り付け、ビニールハウス用のパイプのあまりをおもりにつけて一応完成。雨の吹き込み方を見ていたら、ちょっと網の目が大きすぎた可能性があるが、これも勉強。雪が降ってみてから考えよう。
妹に教えてもらった「週間寒気予想」のサイトによると、28日から正月まで上空が-6℃の寒気に覆われるのでどっかり雪が降るという。その前にたんまり食料品を買っておくことにしよう。

つかの間の晴れた朝。よーし今日もがんばるぞ!
屋根の電線に止まってさえずるミソサザイ。
尾羽をピンと立てた姿が愛らしい。

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